PayPalで安全簡単な投げ銭システム Update:2020.7.5

     新型コロナの影響で、外出自粛やリモートワークが強いられています。人類は今後もコロナと共存していくしかありません。その様な中、私たちの働き方も適用していかなければなりません。特にエンターテインメント系のお仕事をされている方は、非対面でのサービスに対して確実に対価を受け取る方法を確保しておく必要があります。多くの視聴者はきちっと対価をお支払いしたいけど、その仕組みが普及していないことが問題です。昨今普及しつつあるQRコードは、非対面(オンライン)での使用は推奨されていません(各社も審査の際に対面販売であることを確認しています)。技術的には非対面でも使用することができるのですが、提示されているQRコードが正規のものか、本当に販売者のQRコードなのかを確認する手段が無いために、偽装QRコードによる支払トラブルが発生する可能性があるためです。そこで、宅配便などでも使用されている匿名による配達の様な、仲介者が、支払者と受け取り者の認証ができていれば、両者が直接的に個人を特定できなくても良いということになります。これを実現しているのが、シンガポールに本社を置く老舗であるPayPalです。

     ペイパルは世界で約2億人の利用者、1000万以上の店舗で使える便利で安全な決済サービスです。料金を支払う側と、料金を受け取る側の間にたって、支払いを代行します。売り手にはカード情報を伝えずにカード決済ができるので安心なシステムです。

     個人情報は最高水準の暗号化キーで保護。さらに、クレジットカード会員データを安全に取り扱う事を目的として策定された業界の基準PCI DSS (Payment Card Industry Data Security Standard)に準拠しています。また、買い手を守る「買い手保護制度」によって、「注文した商品が届かない」「説明とまったく異なる商品が届いた」などの際、適用条件を満たせば購入金額を保護するプログラムも用意されています。

     画像に事前に作成したPayPalの投げ銭リンク(例:https://paypal.me/xxxxxxxxxxxxx)を設定します。試しに下の画像をクリックしてみてください。別ウィンドウにPayPalで用意された金額入力画面に遷移します。利用者はPayPalにログインして支払いを実行します。双方ともクレジット番号などの個人情報を知ることなく決済が行われます。この投げ銭リンクは、PayPal.Meという機能を使用しています。メールやSNSに貼付して、利用者に代金を請求することもできます。



     投げ銭システムを標準装備しているエンターテイメント系のシステムも多くありますが、かなり高額な手数料が取られるケースがあります。PayPalは良心的な手数料設定になっております。外貨での支払いや受け取りの場合は、更に手数料が支払い側や受け取り側にも発生しますが、マルチマネーでの取引ができるところも大きなメリットと考えられます。なお、個人間の送金は手数料無料ですが、商用利用と判断された場合は、手数料が有料となります。

     昨今QRコードによる支払いが主流になりつつありますが、対面決済が原則であることや個人での開設は審査上難しいことなどの問題があります。また、使用通貨が限られており、グローバルに展開したい場合は他の仕組みが必要になります。PayPalは個人でも簡単に開設でき、主要な通貨にも対応している点でメリットがあると思います。この様な決済手段を持っていることは今後の仕事でも役に立つと思います。なお、投げ銭の画像は弊社で作成したものですが、個人の方には料金フリーでご使用になっていただいてもかまいません。この記事に合点いただければ、お試しにワンコイン投げ銭に入れていただければ嬉しく思います。

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